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zoom RSS 「近畿司法書士会連合会 ADR新人体験トレーニングに参加してきました」:本間詠美子さん

<<   作成日時 : 2012/01/30 00:01   >>

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皆さまこんにちは、本間詠美子です

今日は(1/22)少し面白い研修に参加して参りましたので、
ご報告したいと思います


近畿ブロック研修の1コマに
中京大学法科大学院の稲葉一人教授による
「ゼロから学ぶADR」という講義がありました

その際、近司連のADR運営委員会の方から
平成23年度合格者を対象として
「ADR体験トレーニング」への参加のお誘いがあり、
それを受けて申込みをした希望者約50人が
今回のトレーニングに出席しました。

御存知の方も多いと思いますが、
ADR(Alternative Dispute Resolution)というのは
日本語では「裁判外紛争解決手続」
と呼ばれているものです。

当事者が対立した状態で争い
裁判所が白黒つける「裁判」
という方法を使わない問題解決の仕方です

近ブロでの稲葉先生の講義も参考にしつつ
少し説明しますと、
ADRの中には、
大きくいって「仲裁」と「調停」があります。

「仲裁」というのは当事者の合意に基づいて、
仲裁人の判断によって紛争を解決する手段で
裁判に近い形式だそうです。

「調停」は、調停人が間に入り
紛争当事者が話合いでする紛争解決です。

調停の中にもバリエーションがあり、
専門家が主導して判断を下す「評価型」
両当事者に痛み分けを要求する「妥協要請型」
そして「対話促進型(自主交渉援助型)」の
3類型があるそうです

この第3番目の類型「対話促進型」が
近司連のADR運営委員会で
積極的に研究・促進している手法だということでした。

これがどういうものなのか理解するのが
今回の研修の目的です。

参加者がペアになって
対話調停技法の体験をした後、
研修部の先生方が当事者および調停人となる
ロールプレイがはじまりました。

ところどころ解説や質問を交えながらの進行です

ここではそれを見る中でポイントだと思ったことを
書いてみたいと思います。

まず「対話促進型」調停では、
調停人の公平性・中立性を確保するために
話し合いのごく最初から(いえ、それ以前から)
多くの配慮がされていることがわかりました。
調停人を信頼し、
調停の場が公平な場だと思わなければ、
当事者は自分の本心を語ってくれないからです

面白いのは、調停人は当事者が感情的になっても
(暴力行為にいたらない限りは)
あまり当事者の言動をいさめたりしないことです。

また、(初期の段階では)
事実関係のはっきりした確認もあまりしていませんでした。

どちらかが一方的に話さないような配慮はされていますが、
当事者は基本的に話したいことを話したいだけ話します

ただ話し合いの最中、調停人は
話し手の感情的なものも含めた言い分を
言い換え(パラフレーズし)
両当事者の感情のクッションとなりながら
互いの共通点をお互いに認識させてきます。

話し合いが始まった時には
双方が自分の「フレーム(=常識)」を
持ち込んで互いにかみ合わない状態です

話し合いの中でそのフレームを崩してゆき、
最終的には両者が
自分達で話し合うことができる状態にすること、
それが調停人の仕事です。

ついうまい落としどころに導きたくなるが、
「当事者には問題を解決する力がある」と信じて
忍耐強く話に耳を傾けることが大事、
という言葉が印象的でした

両当事者が本当に満足する解決を導くためには
大変でもこういう風に対応できたら理想的だな、
と思いました。

ADRのトレーニングで学ぶ手法は、
単に調停の中で必要になるだけでなく、
司法書士が依頼者から相談を受けるときにも役に立つし、
あるいはもっと広く、
日常のコミュニケーションにも使っていけるような
普遍性をもったもの、
というのがADR委員の方の実感のようです。

私自身もすごい可能性を持ったものだな、
と感じました。

今回の会の中でもうひとつ
印象に残ったことがあります

それは、参加者が質問をすると、
答える先生が必ず
「ありがとうございます。それは…」
という風にお答えになっていたことです。

おそらくそれも考えられたことで、
質問しやすい場を作り出していこう、
と配慮のあらわれだったのではないかと思います。

この会の進行の仕方全体が、
研修部の先生方のひとつひとつの言動によって
場が徐々に和んでいくように
構成されていたんだろうと思います。


この対話型のADR手法は
まだまだ調停手法としては
主流となってはいない
というお話でしたが、
とても学ぶところが多いものだと思いますので
皆様も今後機会がありましたら、
ぜひ参加してみてください



NS大阪支部員  本間詠美子

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