Next-Stage

アクセスカウンタ

zoom RSS 「司法書士法の予定している世界とそうでない世界」:謎の男Bさん

<<   作成日時 : 2014/06/12 00:01   >>

面白い ブログ気持玉 22 / トラックバック 0 / コメント 2

これは僕のある友人(仮にA君とします)の話ですが、
これから実務の現場にでる方の
参考になればと思い書かせていただきます

そのA君は、司法書士試験に合格しましたが、
会社員経験もなかったことから、
いきなり司法書士実務につくよりも
会社に入る方が経験として良いのではないかと考え、
一般企業に勤めました

そして、3年ほどたち、
「やはり実務をしたい」と思うようになり、
就職先を探すようになりました

そんななか、A君にある行政書士の先生から、
うちで働かないか、という話が舞い込みました

A君は行政書士資格も持っていたため、
「これは、司法書士とともに
行政書士の実務を覚えるいい機会なのかも」
と思いました。

その先生が言うには、
「私は、以前司法書士事務所にも勤めていたことがあるから、
司法書士実務だって教えられるし、
A君にとっては両方覚えられることになるからいい話だと思う。」
とのこと

その先生は、信頼できる気がしましたし、
会社勤めの経験から、
ある程度の自身もついていたA君は
その話を受けることにしました。

しかし、そこには大きな落とし穴がありました

その行政書士の先生としては、
「司法書士実務を教えられる」
と言った言葉に嘘はなかったのでしょう。

その先生が司法書士実務を行っていたのは、
5年以上も前のことでした

司法書士実務の世界は、
毎年それほど大きは変化がないように見えて、
5年もすると結構大きな変化が生じているものです。

その先生が教える実務のやり方と、
A君が持っていた新不動産登記法の知識を前提として考え方や、
友人から聞いた実務のやり方とは、
違うように感じることが増えてきました

A君は、
「ああ、自分は司法書士試験に受かったけど、
やはり実務には精通してない、
まったくのあまちゃんだったんだ。」
と思うようになりました

雇用契約という形にはしていませんでしたが、
実質的にA君はその先生の指揮監督を
受けるような状態になってしまっています。

先生が、業務を受任してくるにもかかわらず、
先生に質問をしても、事務所の所員に質問しても、
曖昧な回答しか返ってこず
(なぜなら基本行政書士事務所だから)、
自力で調べ精一杯やりつつも、
「これでよかったのか、依頼者にとって最善の仕事だったのだろうか」
と思いながら過ごす日々が続きます

それは、A君にとってはとても恐ろしいことです

A君には、司法書士法2条が頭をよぎりました。

(職責)
司法書士は、常に品位を保持し、業務に関する法令及び実務に精通して、公正かつ誠実にその業務を行わなければならない。

自分は実務に精通していないにも関わらず、
業務を行っているという気持ちが常にあります。

そして、もし未熟な知識で実務を行い、
失敗してしまったような場合、
当然に処罰対象、損害賠償請求を受けるのは、
本職である司法書士のA君です

そういった日々が続き、
「これ以上はマズイ」と思ったA君は
その先生との共同事務所関係を解消し、
一から司法書士の補助者として
一歩一歩実務を覚えることにしました

この場合、A君としては
認識が甘かったと言わざるを得ませんが、
司法書士試験がある程度実務と直結しているがゆえに、
「即、独立のしても何とかなるのでは」
と思ってしまいがちなのはありえる話です

もちろん、
A君が自分一人で独立していればまた話は違いましたが、
ある既存の組織に入っていくと、
どうしても力関係があり、
「毅然と独立した存在として自分で判断する」といっても、
しっかりとした実務能力がない限りは難しいです。

やはり、実務には実務の現場である程度
コミットして培わなければ養われない部分があります。

企業の法務部で働いていたとか、
そういった基本的な法律事務スキルがない限りは、
即独立などはお勧めしません

一から、司法書士事務所で働くか、
配属研修を受けることをおすすめします!

大体みんな普通に、
そうするだろうというツッコミがありそうですが、
一応ご参考までにお話させていただきました

※たいそうなタイトルを掲げていますが、司法書士法の世界では、司法書士は(法人にしない限り)雇われる(指揮監督下に置かれる)ことを想定していないけど、そういったことがおきたらこうなるよ、というお話です。第2回あるかも。


ペンネーム 謎の男B

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 22
面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い
驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス ナイス
かわいい

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
私は年齢的に即独になりそうです。
もちろん生活は辛くても配属研修には行きますが。
ボスよりオレが上(歳が)
2014/06/12 14:48
即独とのことですが、配属研修を受けているのとそうでないのとは全く違うと思います。
不動産であれば3ヶ月のうちに何度か案件を見れると思います。その中で実務のやり方を見て、一つの基準とすることができますので。
頑張りましょう❗️
謎B
2014/06/17 20:27

コメントする help

ニックネーム
本 文
「司法書士法の予定している世界とそうでない世界」:謎の男Bさん Next-Stage/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる