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zoom RSS 「2014年度司法書士試験実況中継(記述式編)」:許壮栄さん

<<   作成日時 : 2014/11/24 00:07   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 26 / トラックバック 0 / コメント 0

14:00
不登法記述
いつも通りに問題文を読み進める

事例が複雑だからこそ、丁寧に答案構成をする

信託、賃借権で面食らったが、
いつも通りの方法で答案構成をするうちに、
いつもの自分のペースに流しこんでいけた気がする


14:35頃
登記記録の整理、
事実関係の把握と時系列への落とし込み、
問題全体の検討が一通り終わる。

長文のせいか、
複雑な事例のせいか、いつもより時間がかかった

さぁ、ここから、
「どんな登記をどんな順番で」いれていくのかの判断!


14:40頃
根抵当権は、いくつか引っ掛けもあったが、
山村先生の講義を受けた人なら容易だろう。

抵当権と信託の抹消は、
正確な記載は難しくても、
なんとか「同時に、一つの申請情報で」を表現。

問題は、所有権。

Bの名変はいるのか?

D株式会社への移転は共有者全員持分全部移転なのか?

この論点の結論が、でない

やむを得ず、まずは根抵当権、抵当権のみを処理し、
商登法を先に解いた方が得策と判断

第四欄については、
質問内容や別紙8をみてもよくわからないし、
どうせ正確に処理できる受験生はほとんどいないだろうと考え、
戦略的に解かないこととする

画像



14:50
商登法記述
読み進めると、どうやら組織変更は第二欄で、
第一欄はオーソドックスな論点のようだ

第一欄相当の部分のみ答案構成し、
一通り二回目の申請に関する事実を読んだ後、
第一欄の答案作成へ。

第一欄は容易で、ここはひとつも落とすことができないな、
とケアレスミスに注意する


15:30頃
合同会社への組織変更。

要は、合同会社の登記事項を想起しつつ、
社員関係の記載方法に注意すればいいわけか。

添付書面は、
はやく不登法に戻らねばとの焦りもあり、
パッと連想できたもののみ記載し、不登法へ戻る


15:50
「最後の10分が勝負を分ける」との
山村先生の言葉を思い出す

この10分で人生が変わるわけか

不登法の第三欄、第四欄は白紙。
時間がない。

所有権の論点の再検討

再度、答案構成用紙と照らし合わせながら、
事実関係、注、契約書等を読む。

Bの名変は必要なのか?

少なくとも、テキストの
名変省略可能なパターンには書いてなかった。

しかし、元の住所に戻っているとなると…。

複数回住所移転をした場合には、
一申請情報申請が可能という話があったな

その応用か?

いやしかし…。

名変登記は、申請人の同一性を
登記官が確認するために必要な登記であって、
物権変動とは関係がなかったな。

とすれば、元の住所に戻っているのであれば、
同一性の判断には何ら支障がないのでは…。

いやしかし、名変落としは致命傷になる

慎重に判断しなければ…。
が、時間がない!どうする!

とりあえず保留して、
共有者全員持分全部移転か、各別に持分移転かの検討。

最初に思いついたのは、
共有者全員持分全部移転の登記。

しかし、共有持分の一つに、
差押えの登記が入っている。

これは、どうなんだ?

持分に抵当権等が付着している場合には、
相続を原因とする場合を除き、
各別に申請しなければならないのは知っている。

これが、持分の差押えの場合にも妥当するのか?

…抵当権は乙区で、
今回の差押えは甲区…これが関係しているだろうか?

いや、そもそも抵当権付着の場合に
共有者全員持分全部移転を許さないのは、
公示の明瞭性が関係していたはず。

ならば、差押えの場合にもその趣旨が妥当するのでは…?

そもそも、4日に差押えを取り下げて、同日登記申請をするも、
事務処理の都合で差押えの登記が抹消されるのが5日である、
という事実関係が怪しい

明らかに、この論点が聞かれているはずだ

いやしかし、怪しく見せておいて、
実は何ら問題がない、
というひっかけの可能性もある。

どっちだ?

仮に各別に持分移転なのであれば、
今まで解いた問題だと、
注の記載によりA株式会社、B、
どちらの移転を先に記載すべきなのかが
特定できるようになっていた。

が、今回はそれがない。

共有者全員持分全部移転なのか?

問題形式からすると、それっぽいが、
しかし、差押えがまだ残っている…。

登記の形式的確定力や
抵当権付着時の処理の趣旨からすれば、
各別に持分移転のはずだが…しかし…。

時間がない!

試験終了まで残り数分

三欄の枠だけは、
なんとしても、なんとしても、
なんとしても死守しなければならない

どっちだ?

落ち着け!

ここだぞ!

正念場だ!

死んでも枠を守りきれ!

最後の最後の最後の最後の最後の最後の最後まで
絶対絶対絶対絶対絶対絶対あきらめない!!!!

腹の底から、焦りがドッとこみ上げてくる

脳が震え、一瞬、思考が止まりそうになる。

2014年度司法書士試験終了まで、残り2分程度

どっちだ。

どっちなんだ。

諦めてたまるか

負けてたまるか。絶対に合格してやるんだ!

いつも真剣にメッセージを聞いていたおかげか、
いつかの入門講座での山村先生の言葉がポッと頭に浮かぶ

「空中戦はしない。未知の問題こそ、地に足をつけて考える」

続けて、本試験2週間前の直前気合い入れ講義での、
蛭町先生の言葉をふと思い出す

「現場での受験生の仕事は、『自分の考え』を述べること、
『鑑定』をすることである」

そうだ。

今日、今、ここにいるのは、ここに来たのは、
ここまで辿り着いたのは、
今まで死に物狂いで勉強してきたのは、
まさに今、この瞬間、
ここ一番の大勝負で自分の考えを示すため!

断じて、問題形式の「空気」を読んで、
自分の考えを遠慮したような答案を書くためではない!

「判断」をするなら、
この一年間山村先生から教わった知識から判断する!

空中戦はしない!

名変・移転の論点について、
どちらが正しいか、
確実に自信を持って選択できたわけではないが、
最後の最後は、問題形式からの政策的判断ではなく、
自分の考えを信じることにした

そして、登記の目的・原因まで書き、
添付書面を大急ぎでざっと書いたところで、
2014年司法書士試験は終了した

試験前に想像していたような晴れやかな気持ち、
やりきったという気持ち、
達成感などは、湧いてこなかった

あっけない。

あっけなく、司法書士試験が終わった。

試験後もずっと、ずっと、
不登法の判断が正しかったのかを考えていた。

試験直後の感触
不登法記述 22〜24点ぐらいかな
商登法記述 25点はあるだろう

________________________________________

実際の結果
午前択一 27/35
午後択一 29/35
不登法記述 25/35
商登法記述 27.5/35
合計 220.5/280 Cf.合格最低点 207点

以上、「実況中継」でした

見てわかる通り、一発合格だからといって、
多少点数に余裕を持っての合格だからといって、
試験前の勉強中はもちろん、
試験中も、余裕こいてクールに
さらっと受かっているわけではありません

誰もが、苦しい思いをしながら、
それでもあきらめずに心を持ち続けた、ただそれだけです


許壮栄

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