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zoom RSS 「神奈川青司協とこれからの私」:山口岳彦さん

<<   作成日時 : 2015/03/17 00:05   >>

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1.はじめに

こんにちは。
司法書士登録申請中の山口岳彦です

私のように試験に合格し、
司法書士登録が未了の人は
「司法書士」を名乗ることはできませんが、
青年司法書士協議会(以下「青司協」といいます。)には、
「準会員」として入会できます

本日は、神奈川の青司協で
最近見聞きしたことをレポートします


2.合格後の最初の壁

補助者経験のある受験生の方はよくご存知かと思いますが、
司法書士の実務で求められる知識・技術のレベルと、
試験合格レベルとを比較すると、結構な段差があります。

例えば、不動産登記の登録免許税の計算は
考慮すべき要素がかなり増えます

記述式の試験では
「租税特別措置法の適用はないものとする」
との注意書きがあるのが通常ですが、
実務は租税特別措置法の適用要件を
満たすか否かを検討すべき案件は非常に多いです。

課税価格を特定するまでのプロセスにも
労力を要する事案も多いです

また、司法書士は税金の専門家ではないけれども、
単に登記を申請して終わりではなく
依頼者に課され得る贈与税や相続税などにも
気を配るべき場面があります
(「詳しくは税理士に相談したほうがいいですよ」と
アドバイスするケースが一般的なようです。餅は餅屋です。)。

更に、不動産詐欺の事案に
司法書士が巻き込まれる事例もあり、
適式に業務を行ったとしても、
裁判所の目から見て司法書士に過失ありと認定されれば、
数億円の損害賠償債務を負うこともあり得ます
(そうならないための工夫、
そうなったとしても被らなければならない債務を
最小限に抑えるための工夫も、研修で教わります。)。

このように司法書士実務で
求められるレベルの高さを目の当たりにすると、
まずは基本的な業務について
司法書士として当たり前のことを当たり前にできるレベル
春までになることを、実務家として最初の目標にしようと、
12月半ばくらいに考えました


3.その壁の先を見た

私は新人を想定した各種研修が終わり次第、
独立開業する、ということは99%決めていました

司法書士事務所の実務経験があって独立する人でも、
開業してからわからないことがあれば先輩なり同期なり、
誰か同業者に相談するのが普通です。

ましてや、司法書士事務所の
実務経験がない私が独立するにあたっては、
「さて、これはまいった、どうするか…」という場面になったときに
アドバイスをくれる頼れる先輩の存在は生命線になると思われます

この部分での自分のためというのが主たる動機で、
神奈川の青司協に準会員として1月に入会しました。

司法書士登録が済めば正会員となります

もちろん、市民に寄り添う法律家としての
司法書士の社会的役割を果たすべく
さまざまな活動をしている青司協の理念に共感し、
自身も何らかのプロボノ活動に関わっていきたい思いもありますが、
青司協の先輩たちから学べるであろう司法書士の専門性、
自分自身の実務能力の向上を図りたい
というのが、青司協入会の主な動機でした

青司協の活動に関わり始めて
まだ2カ月足らずではありますが、
ここまでの思い出の話をします

まず、全国研修実行委員会
という委員会が神奈川青司協にあります。

全国青年司法書士協議会(全青司)が主催する
司法書士向けの全国研修が毎年行われていて、
主催は全青司ですが、現場的な仕事は
地元の青司協がかなりの部分を担当します。

神奈川では平成28年に全国研修があるため、
その準備と運営にあたる神奈川青司協の部隊が、
全国研修実行委員会というわけです。

この全国研修には、
全国から700名ほどの司法書士が集まります

若手からベテランまで色んな司法書士が、
交通費・宿泊費をかけて横浜・みなとみらいに集まります。

実務に精通したこの参加者たちを
満足させる研修全体や分科会の準備というのは、
並大抵の仕事ではないと思います

神奈川青司協の先輩たち、
つまり、司法書士として当たり前のことは
一通り当たり前にできる人たちが、
同レベルかそれ以上の参加者を
満足させる研修会の構想を練っているのです

司法書士としてあるべき社会的役割を考えよう。

司法書士の社会的地位を向上させたい

若手司法書士がこの仕事に誇りを持ち、
独立後の司法書士の明るい未来に夢を抱き、
希望に満ちた精神状態で地元へ帰っていただき
これまで以上に全国で活躍してもらおう

いくつかの例にすぎませんが、
このような問題意識を持った先輩たちがいらっしゃいます。

私のように、基本的な業務について
司法書士として当たり前のことを当たり前にできるレベル
なることを最初の目標にしている段階の人間が
この委員会でお役に立てる要素は
(現時点では)あまりないと思います。

全国研修当日まで実務経験を積む中で
ある分野の専門性を高めて
全国からの参加者向けに
発表できるレベルになれるかもしれませんが、
それでは準備が間に合いません。

現時点で「この分科会をやるといいと思います」
と提案できるほどのネタはなかなか思いつきません

思いついたと思っても、
「それは司法書士ならみんな知ってるよ」
というレベルです

このような状況において、
全国研修実行委員会で
先輩たちが交わしている議論を聞いているだけでも、
私が司法書士としての
基本的な業務を一通り覚えたその先に、
自分がどうあるべきかを
考えるヒントをいただけているように思います。

同期仲間との交流だけでは
まず得られないであろう情報を、
青司協の委員会でも、
その後の懇親会でもたくさんいただけています

日々の学習や業務をこなすことだけに
100%の労力を使ってしまうのではなく、
今目の前にある壁のその先を、
何となくでもイメージするきっかけを、
青司協が与えてくれたのでした


4.新人司法書士へのサポート

青司協では毎年2月下旬に定時総会が行われています。

私は東京・大手町の日経ホールであった
特別研修が終わってからかけつけました。

研修中は毎日のように
同期合格者の飲み会が開かれており、
この日は関東地区の仲間の多くが集まる
最後の機会で大変残念ではありましたが、
同期の飲み会ではなく青司協の総会を選びました

定時総会の主な議案は、
新会長等の選任の他、
次年度の事業計画についてでした。

その中で、これから司法書士として歩き始める私たちにとって、
大変魅力的な事業計画がいくつかありました。

今年度は新人のサポートにかなり注力するという
大変ありがたいことを決めていただけたのです。

具体的にどのような形か
詳細はこれから詰めていく部分もあると思われますが、
例えば裁判業務では
相当手厚い指導・サポートの計画があります。

他にも新人歓迎会の企画や、
神奈川青司協独自の新人向け実務研修
(ブルースクール)の予定もあります

これら新人司法書士向けの企画や
外部講師による講演を通じて得られる知識・技術を使って
生み出すことができる価値の大きさを考えれば、
準会員の年会費はタダみたいなものだと思います。


5.おわりに

神奈川に限らず、
青司協にはスーパースターが大勢いらっしゃいます

写真の中央は
神奈川青司協の新会長に就任された八木先生、
右は、Next Stageブログで
多くの記事を書かれたことのある猪狩先生、
左が私です

猪狩先生は、
私が司法書士試験の勉強を始めた頃には
すでに合格・独立されていて、
伊藤塾の講義で「司法書士界で活躍している塾OB」
としてたびたび紹介されていました

いつの間にか、気楽に一緒に写真を撮れるほど
お近づきになれる日が来てしまいました

このような皆様に囲まれて実務を覚えていけるというのは、
とても贅沢な環境だと思います。

同期の皆様はもちろん、
受験中の皆様も合格後に、
ぜひ最寄りの青司協にアクセスしてみるといいと思います。

青司協に魅力を感じられた方はぜひご入会いただけますと、
都道府県は違っても、
青司協の何らかのイベントでご一緒できる機会があると思います。

その際は、どうか宜しくお願い申し上げます

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山口岳彦

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ぐっちーさん、研修や開業準備等でお忙しい中、投稿していただきありがとうございます。阿部会長も権利義務会長となることなく(そんなのありましたっけ)、無事任期満了退任されたのですねえ。合格後の具体的な活動状況をお知らせいただくと、正直悔しさもありますが、秋には自分も!と、モチベーションのアップにもつながるので、とてもありがたく思います。今の勢いなら、ぐっちーさんが「スーパースター」のお一人になる日も、そう遠くはない気がします。引き続きお互い、それぞれの立場で頑張りましょう!
かわせみ
2015/03/17 16:05
かわせみ様

今回もコメントいただきありがとうございます。

お気持ち、よくわかります。私自身も受験中は先に受かった人の話を聞くのが苦痛な時がありました。

今から思えば、あの苦痛感は正常だったと思います。自分が目指す自分の未来像を描けているからこそ、既にそうなった人を見ると、まだそうなれてない自分に気づかざるを得ません。それゆえ嫌な気分になるのだと思います。

この感覚はこれからも大切にしていきたいと思います。理想の司法書士像を描き向上心を持つことがまず重要で、理想にはまだ遠い現状の自分に嫌気がさしてもこれを謙虚に許容し前進できるかどうか、これからも試されていくと思うのです。

この感覚をなくし資格にあぐらをかいてしまうと、人口減少・仕事減少の中でやがて淘汰されてしまう気がしてなりません。

今年の秋には、かわせみさん合格のお祝いを是非ともさせていただければと願っています。
山口岳彦
2015/03/20 21:44

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