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zoom RSS 「午後の部の解き方」:T・Iさん

<<   作成日時 : 2016/12/29 23:02   >>

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平成28年度合格者のT・Iと申します。

この度、皆川先生とお知り合いになる機会が有り、
受験生時代にお世話になったNEXTSTAGEに
僭越ながら記事を書かせていただくことになりました。

よろしくお願いいたします




(1)午後の部の時間不足
 
司法書士試験の午後の部は
大半の受験生にとって時間との闘いです

私もいままで午後の部において
毎年時間が足りず悔しい思いをしていました

具体的には択一に75分から80分をかけてしまっていたのです。

今から考えると、この時点で
不合格がかなり濃厚な状況といえます

ここでの時間ロスが記述の時間不足に結びつき、
択一の次に解く不動産登記法は60分から70分、
最後に解く商業登記法は30分から40分くらいしか
時間がなかったからです

これでは商業登記記述の配点35点中半分を取るのが
精いっぱいで少しでもミスしようものなら
10点台前半から一桁得点になりかねません

不動産登記記述で
高得点を取っていないと合格は不可能でしょう

商業登記法の問題の半分である17、5点分を
解かずにまるまる捨てていたようなものです。

これでは合格は覚束ないです。

そこで、午後の部全体の
時間配分と解き方を再考する必要がありました


(2)午後の部択一の解き方

まず、午後の部において時間がかかりすぎていた
択一の解法を工夫しなければなりません

今までは
35問の全問題のほぼ全ての肢を検討していました

全ての肢を検討しておかないと不安だったからです。

ここを思い切ることにしました


択一の問題文の全てを読まなくとも
解答さえ出ればよい。

むしろ、作問者も
そのように択一問題を作っているのではないか

そう割り切ることで択一でカットできた時間を
記述に回すことができるだろう、と考えたのです

そこで、予備校の古い答練や模試の問題を、
答えが出たら残りの肢は検討せず
次の問題に進むという方法で解いてみました。

すると、70分ほどで解き終えることができ、
得点も全肢を検討していたときと
ほとんど変わらなかったのです


もっと時間短縮したいと練習を重ねていくうちに、
3〜4か月後くらいにようやく55分から60分で
解き終えることができるようになりました

全ての肢を検討しないという方法とは具体的には

1、文章の短い肢から読む。
2、自分が知っている肢を早く見つける。
少し読んで知らない肢は即座に飛ばす。

ということです


特に2に習熟することに尽きるのではないでしょうか。

そのためには過去問やテキストによる
確実な知識の構築が不可欠です

自分の知っている肢を見つけることに苦労しなくなれば、
その肢を起点に五択をどんどん切っていき迷っても二択、
うまくゆけば即座に正解にたどり着くこともできます

最終的には登記記録問題や登録免許税の計算など
複雑な問題が多いであろう
登記法の択一問題(全24問)を1問1.5分〜2分、
それ以外の民訴等の問題(全11問)を
1問1分を目安に解きました


(3)択一の勉強をする際の心構え

全35問を毎日解くのは大変なので
時間がないときや気分が乗らないときは、
たとえば登記法の択一5問を10分で解くなどしていました。


体調が極度に悪い時などは
登記法の択一を1問のみ1,5分で解く、
これだけでよい、と自分に言い聞かせ、
さっさと休んでいました

司法書士試験の受験生は真面目な方が多いのか、
ある程度の勉強を一日も欠かさずやらねばダメだ、
とか自分を追い詰める方が多いように見受けられます


〜を絶対に毎日やらねば受からない、
と講師から言われたりすると
真面目な受験生は自分を追い込みすぎるほど
それを追求してしまいます

すんなり受かればよいですが、
不合格が続くと自信喪失することもあるかもしれません

講師は多少厳しめなお話をされるので、
自分の性格等を加味した
自分なりの勉強法を考え出すとよいと思います

日々の勉強で一番重要なのは、
本試験の日に自分のマックスの
知識量・解答スピードで本試験問題を
解くことができるための鍛錬を積んでいくということのみです

知識などを少しずつ積み上げるイメージで、
忘れたり、苦手とする部分は積み上げを補強する
毎日少しずつでも進んでいればなんとかなる、と信じて毎日を過ごしていました。


 (4)本試験当日の午後の部

午前の部の手応えがないため呆然としましたが、
周りの受験生も同じだろうと切り替えて
信託の登記や一般社団法人など苦手な部分の
テキストを見返していました

ちなみに、答練や模試、本試験いずれでも、
試験当日のテキスト等をしまうように
アナウンスがされるまでの時間は
往生際が悪いと思われるくらいに
テキスト等を見ていました。

予め苦手な分野はチエックしてあるので、
そこだけを見ます

そして、このように見ていた分野が
出題されることがあるのです。

余裕で寝ている人などは
恐らく今まで死ぬほど勉強してきたのでしょうが、
そこまでできない性格の自分でも
直前数分のあがきにより得点をもぎ取ることができるのです


午後の部が始まりいつもどおり
商業登記記述から解き始めました。

いつもどおり役員変更の図を答案構成用紙に
写しながら問題文を読んでいくと、
オーソドックスな問題との印象でしたが、
登記することができない事項の欄を埋めることができません

とりあえずそこは保留して
他の箇所を書いていきました。

監査等委員会設置会社の業務執行云々は分からなかったので
飛ばし、ひととおりは書き終わったのですが、
やはり登記することができない事項がわかりません

そこで、「なし」と書いたのですが、
ふと昨年度の問題を思い出しました。

平成27年度の問題では募集株式発行が
厳密にみると登記不可だったのに、
登記することができない事項を書く欄がなかったために
受験生、講師などの間で議論があったようです

あのような議論があったのを
踏まえて本年度の問題を見ると、
今年は登記することができない事項の欄を
作ったからちゃんと書いてね、
と試験委員は暗にメッセージを
出しているのではないか、と考えました


そこで、何回目かに問題文を見直した時に
代表取締役の選定に瑕疵があることに気付きました。

悩んだ箇所があったため試験開始から70分ほどが経過していました。


次に不動産登記記述に向かいます。

1欄の代位の登記は気づき、その次の登記も分かりました。

さらに説明問題もなんとか気づくことができ
ヤマは越したか、と思いきや
本試験はそんなに甘くありません

2欄で対象不動産、当事者等がごっちゃになりました。

ここまでは特別複雑な事案ではなかったことから
いつもは書いていた時系列図をまだ書いていませんでした

慌てて時系列図を書いてもなんだかピンとこない。

しかし、ここでねばらずに3欄、4欄にあっさり移りました。

根抵当権の一部移転、根抵当権の追加設定ということは
分かったのでミスをしないように書いていきました

もっとも追加設定は登記事項でわからない部分が
あったので設定者、債務者、極度額以外は
書かなかったと思います

再度2欄に戻り書き始めるも
時系列図をミスしてしまい
2件で抹消登記をしてしまうなど
結果的には枠ズレしました。

2欄を自信を持って書き終わるには
時間が経過し過ぎていたので、
2欄はあまりねばらず添付書面で
飛ばしたところはないか、とか、
書かないと積もり積もって実は大減点だっただろう会社法人等番号を
チェックし書き落としていたところを補充しました

2欄はもう少し考えてみたかったのですが
既に不動産登記記述を始めて
1時間ほど、3時11分くらいになっていたため択一へ向かいます

 この時間を見たときに、
毎年午後の部の問題の分量は
どんどん増えていくなあ、
このペースだと5年後、10年後とかどうなるのだろう、
と考え可笑しくなってしまいました

同時に、今まで50分を切って
午後択一解いたことない、とゾッとしましたが、
同時に、受かる年は特別なことがあるらしいからやってみるか、
とも思いました

今振り返ると、追い込まれているときも
色々なことを考えていたのが不思議です。

登記法を考える脳になっているから、
と択一は後ろから解いていきました。

あとは、ひたすら解くのみ。


登記法が終わって残り11問で3時45分でした。

結果的に3時58分くらいに全て解き終わりました。

残り1、2分で記述は下手に見直して書き直したりするとよくない、
と思い、択一のわからない問題を解いているうちに終了時間となりました。
択一は27点、
不動産登記記述は20点弱、
商業登記記述は20点台中盤でした。


(5)最後に

 試験勉強は辛いこともありました。

さらに、研修でも(おそらく実務においても)、
辛いことはあります

しかし、受験時代の辛い経験が
将来役に立つと信じて現在、
慣れぬスーツ姿で奮闘しています。

受験生の方々のご検討をお祈り申し上げます

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