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zoom RSS 「常識を疑う・・「わかる」と「できる」の関係」:蛭町浩先生

<<   作成日時 : 2016/12/31 19:07   >>

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皆さんにとって、勝負の年であり、
自分自身の「壁」を打ち破らなければならない年が始まろうとしている。

しかし、年末年始独特のザワツキ感から、
通常は、思うように勉強が進まないことも
この時期ならでは現象となっている。

このようなときには、イライラせずに
「勉強」そのものをもう一度、
考え直してみることもあながち無駄なことではない。


我々は、知らず知らずのうちに
文科省の学習モデルに「洗脳」されている。

それは「分かる」からこそ「できる」という図式である。

しかし、この図式は学習者が
より「分かる」ようになりたいと学習意欲を高めるために、
「できる」をニンジンとしてぶら下げるフィクションにしか過ぎない。

世の中の多くのことは、
ただ、何となくできるようになっているのであり、
分けががわからないが取り敢えずできるというのが実相であり、
「分かる」と「できる」との間に上記のような図式は成立していない。


洗脳の結果、こと勉強を考える場合、
我々は「分からなければ」「できない」と思いこむ傾向が強く、
「分かる」ことに過度の拘りをもちがちになる。

池上彰さんのテレビ番組が人気なのは、
上記の図式を下敷きにしているからである。

しかし、「分かった」ところで、
何も「できない」ことの方が圧倒的に多いのが現実である。

これに気付いた時点で、
だったらどうすれば「できる」ようになるのかが
再び疑問となり、分かり方が不十分だと反省し、
堂々巡りすることも少なくない。


我々が勉強している「法」とは、
現に生じた法的問題の「解決結果」をパターン化し、
それらを帰納してルール化したものである。

まず、目の前にある法的問題をどう解決すべきかが
事の核心であり、本来、それを考えるが法の勉強の姿である。


「分かる」から「できる」のではなく、使った結果「できた」からこそ、
何かが「悟れる」のであり、その悟りの積み重ねこそが
「分かる」ことに繋がるのである。


「門前の小僧、習わぬ経をよむ。」

これが、非合理に見えながら勉強の本質なのである。

解くべき問題を目の前にして
「法が分からなければ」などという発想に
こり固まっていたのでは、一生かかっても問題は解けない。


「分かる」と「できる」を分離し、
まず、問題を解いてみて(使ってみて)、
どうすればこの問題が解けるようになるかを考えてみる。

「分かる」から「できる」のではなく、
「できる」からこそ徐々に「分かる」が始まるのである。


問題を前にして手をこまぬくのではなく、
問題に体当たりをする気持ちこそが重要なのだということを、
後半戦を前に思い起こしてもらいたいのだ。


一見常識のように思えることが、実は正しくないことは幾らである。

これは登記制度でも同じである。

年末年始、勉強に手が着かない方や勉強に気乗りがしない方は、
登記制度の常識を疑い、
それを外国の制度や我が国の登記制度の歴史から検証する
「登記制度の視かた考えかた」(弘文堂)でも読んで、
一息入れるのがいい気分転換になるのかも知れない。

今まで常識とされてきたことを疑い、
それを検証して新たな常識を打ち立てる。

わたくしは、この役割を、
これから制度を担う皆さんにこそ期待したいのだ。


蛭町 浩

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