合格コーチ・山田斉明先生の「出題のツボ」

画像

ご存知かもしれませんが、
行政書士試験は、
平成18年度試験より試験の実施要領が変更されました

当時の総務省が発表した改正の指針は、
「法令等科目について、
法令の知識を有するかどうかのみならず、
法令に関する理解力、思考力等の
法律的素養を身に付けているかをより一層問うこととすべく、
出題法令を限定する」とありました

その指針を受けた本試験の出題は、

●行政書士に必要な法令として、
 …憲法、行政法、行政手続法、行政不服審査法、
  行政事件訴訟法、国家賠償法、地方自治法、
  民法、商法、基礎法学
   ⇒40問から46問へ増加

●行政書士の業務に関連する一般基礎知識
  ⇒20問から14問へ減少

●40字記述式問題が3問、選択式穴埋め問題が3問、
  ⇒40字記述式問題は、
   要件や理由付けなどがしっかり記述できる
   実力があれば出来る問題
  ⇒主に民法と行政法等から出題

となりました。

つまり、
法律科目を重視した行政書士試験になったということです


このような行政書士試験の背景のもと、
伊藤塾で、
行政書士試験の中上級講座を担当されております
山田斉明先生は、「資格のコンシェルジュ」と言われる程、
いろいろな資格試験に合格されており
詳細は、伊藤塾行政書士試験HPにてご確認ください)、
その経験を活かした指導は、
先進的であり、かつ合理的なものとして、定評があり、
人気を博しております

今回、資格試験を知り尽くした
受験指導のプロ中のプロである先生が、
司法書士試験受験生へのメッセージを
執筆してくださいましたので、
ここでご紹介させていただきます


NS編集長


・*:・────────────────────────・:*・
  合格コーチ・山田 斉明 先生の 「出題のツボ」
・*:・────────────────────────・:*・


皆さん、はじめまして

伊藤塾・行政書士試験科で、
中上級者向けの講座
「山田プログレッシブコース」を担当しています、
合格コーチこと、山田斉明と申します

よろしくお願い致します


*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

3月31日の当ブログにて、
編集長から色々とご紹介を頂きましたので、
司法書士試験受験生の方にも役に立つような
コメントをしていきたいと思います


司法書士試験でも、行政書士試験でも、
民法は、学習範囲も広く、学習内容も多いため、
なかなか得点源に出来ない方が
多いのではないかと思います

司法書士試験の場合、
午前の部では、民法が35問中21問も出題されますから、
基準点を突破する上でも、
民法の出来不出来は合否に大きく影響してくるはずです


では、民法を得点源にしていくためには
どのような方法があるのか

一つは、
知識を横にどんどん広げていく方法

もう一つは、
膨大な民法の知識を本試験に出題される視点から
「集約化」していく方法という
大きく2つの方法があると思います

独学の方は、どちらかというと、過去問を何回も回し、
答練や公開模試を何十回も受けて
知識をどんどん増やしていくという、
前者の方法を採っている方が多いような気がします。

しかし、この知識をどんどん増やしていく方法で、
3年も4年も勉強していると、ふと気がつく方がいます。

本当に、こういう勉強法でいいのかと・・・


*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

資格試験を問わず、
「試験」と名の付くものには、
試験でよく出題される「出題のツボ」というものが必ずあります。

どの資格試験でも、合格された多くの方は、
この「出題のツボ」を的確に掴んでいる方が
多いような気がします。

膨大な知識のすべてを頭に入れること不可能ですから、
知識のストックにもメリハリをつけることが
必要なのだと思います。


*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

では、
この「出題のツボ」はどうやって掴めばいいのか

一番良いのは、
何と言っても、その資格試験の過去問です

しかし、多くの受験生がやっているように、
過去問をただ何回も回すだけではあまり意味がない
のではないかと思います

過去問の学習で重要なのは、
1つのテーマ(例えば、留置権・債権者代位権)について、
本試験でよく出題されている視点(共通項)を発見して、
これをカード等に「集約化」していく作業だと思っています


行政書士試験の受験生を見ていても、
この知識の「集約化」が出来ていない方が多いのには、
本当に驚かされます

司法書士試験の場合、
行政書士試験に比べて知識量が膨大ですから、
この膨大な知識を「集約化」するツールがないと、
本試験でも思うように知識が引き出せないように思います

皆さんは、テキスト以外に、
この知識の「集約化」のツールをお持ちでしょうか


*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

ところで、
司法書士試験の過去問を分析してみると、
5年~10年前くらいの旧司法試験と類似の問題が
出題されているのが分かります

一方、
行政書士試験では、
5年~10年前くらいの司法書士試験と類似の問題が
出題されているように、
旧司法試験→司法書士試験→行政書士試験には、
一定の関連性があります

そこで、
私の担当している講座では、
旧司法試験・司法書士試験等の過去問を収録した
「他資格セレクト過去問集」というツールを
「予想問題」として使用しています

この3つの資格試験の過去問を緻密に分析してみると、
どの過去問にも共通して出題されている、
いわゆる「出題のツボ」
というものを発見することができます

ちなみに、私の講義では、
この「他資格セレクト過去問集」の問題を検討していく中で、
「出題のツボ」を受講生の皆さんに伝授しています


*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

司法書士試験は、
債権法の出題が少ないので、債権法が苦手な方は、
旧司法試験の問題を、「出題のツボ」を発見するため
のツールとして利用してみるのもお薦めです

ちなみに、会社法については、
司法書士試験にも過去問のストックがほとんどないので、
新司法試験や公認会計士の過去問を検討していくのも
有効だと思います


*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

さて、
司法書士試験の受験生は、これから、7月の本試験に
向けて最後の追い込みの時期ではないかと思います

これからは、知識を増やしていくのではなく、
今まで学習した知識を「集約化」して、
本試験で出題される「出題のツボ」を
掴んでいく学習が必要なのではないかと思います


どの学習でも、
「森から木へ、木から枝へ、枝から葉へ」というように、
マクロからミクロへという視点が重要です

司法書士試験は、
他の資格試験に比べて、細かい知識が多いため、
どうしても「葉から葉へ」というように
知識を追い求める学習になってしまいます

「木を見て森を見ず」です


司法書士試験の受験生で、
民法が苦手という方の多くは、
このあたりに原因があるのではないかと思っています

私の担当している講座で使用している
「大村基本民法シリーズ」は、
民法を「森から木へ、木から枝へ、枝から葉へ」というように、
体系的に学習するには最適の基本書です

司法書士試験の受験生は、
今は直前期なので難しいと思いますが、
時間的余裕があるときにでも、
「大村基本民法シリーズ」を読むことをお薦めします

きっと、「目から鱗」の連続で、
民法の大きな体系がイメージできるようになる
のではないかと思います


*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

最後になりましたが、
司法書士試験受験生の皆さん、
健康管理には十分留意して、
直前期の追い込み頑張ってください

本試験での皆さんのご健闘をお祈りしております


~追伸~
また、機会があれば、
司法書士試験後に行政書士試験の受験を
予定されている方向けの行政法や、
一般知識等の学習法についても
コメントしていきたいと思っています


合格コーチ・山田斉明



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 16

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた 驚いた 驚いた
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
かわいい

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック