「午後の部の戦い方 スピードで割り切って解く3時間」:村上聡さん

「試験は,自習室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ

みなさん,こんにちは。村上聡です

今回,なぜパロディから書き始めたのかと申しますと,
午後の部の怖さの本質が
このパロディに凝縮されていると思うからです

本試験は,受験生にとって,
年に1度しかない命がけの「戦争」の場です。

現場には独特の緊張感,雰囲気が漂っています。

また,午後の部では,午前の部と比べ,
厳しい時間との戦いを強いられます。

それゆえ午後の部ではしばしばパニックに陥りやすく,
パニックに陥れば,自習室で通常の精神状態で解けば
簡単に解ける問題さえ解けなくなってしまいます

私にとっても,午後の部は非常に怖い試験でした。

午後の部の戦いは,
人の心の中では答案用紙が配られる
12時40分頃には始まっています

記述の答案用紙をチェック,
出題論点の予想,難易度の予想は必ずやって下さい

また,昨年の不登法第2欄のような,
見たことのない形式の答案用紙を見ても,
決して動揺しないで下さい。

びっくりしているのは全員同じです。

午後の部の試験が始まったら,
問題用紙を最後までさっと眺め,
記述の論点もさっと見ておきましょう。

どちらで高得点を狙うかもその瞬間に決めて下さい

昨年は,不登法で根抵当権が出ていると分かった瞬間に,
私は不登法高得点狙いでいくと決めました。

午後の部でパニックに陥らないためには,
第1に時間配分ミスをしないことです

択一の時間配分は,
最初の11問15分,不登法30分,商登法15分が
理想だと思います。

午前の部で石橋を叩いて渡る安全策をとったのとは対照的に,
午後の部はスピードが命であり,
原則3肢以内で割り切って答えを出すことが求められるので,
午前の部より遙かに基礎知識の精度の高さが求められます

最初の11問は,他の受験生に差をつけるべく,
短時間で高得点を狙ってください。

午後の択一では,大抵中盤に試練の時間が訪れます。

私は,第18問までは,
『今年(23年)の午後の部は22年より簡単だな』
と思っていました。

しかし,第19問の登記記録の問題あたりから
暗雲が漂いはじめました

第20問は簡単だったものの,
第21問は信託,第22問は仮登記と苦手論点が続き,
第23問では全く勉強したことのない罰則の問題が出ました。

このあたりは,後回しと開き直りで何とか切り抜けました。

ここでパニックに陥ったり気持ちで負けたりしていたら,
私は午後の択一で基準点を下回り,
不合格になっていたと思います

択一を終えて記述に入ったら,
あとはこれまで培ってきた方法論,処理手順を駆使して,
2時間をフルに使って落ちない答案を作ってきて下さい。

記述は,実体判断こそが命ですので,
実体判断には細心の注意を払って下さい

第2に,得点に結びつかない時間を
徹底的に排除することです。

キーワードは勇気です

以前お話しさせて頂いたように,
本試験では,捨て問候補の問題は5問くらいあり,
しかも午後の択一はここ数年基準点が低くなっているので,
これらを全部捨てても他ができていれば落ちません。

それに,これらの問題を検討している時間は
点に結びついていないことも忘れないで下さい。

捨てる勇気,飛ばす勇気は本当に必要です。

第3は切り替えです

パニックに陥るのは,頭が真っ白になったときや,
思考が堂々巡りを始めて
頭が整理できなくなってきたときです。

対処法は,深呼吸をしたり,トイレに行ったりして,
とにかく思考をリセットし,
気持ちを切り替えて戦うことです

私が時間配分と飛ばす勇気を特に強調させて頂いたのは,
自分が去年の午後の部で時間配分に失敗し,
商登法記述の答案を崩壊させてしまったからです。

今だから話せる私の失敗談を述べたいと思います

皆さんは,是非,合格者の不完全性も学んで頂きたいと思います。

私が時間配分に失敗した原因として,
①択一の飛ばした5問を解きにいって15分を費やし,
結局1問しか取れなかったこと,
②不登法記述の第2欄を書き過ぎたこと,
③不登法記述の面倒くさい個別記載をすべて書いてしまったこと,
の3点が挙げられるのですが,
この中でも特に①が問題だったのです

私は,第16問,第19問,第22問,第27問,第33問の5問を飛ばし,
55分でいったん解き終わりました。

実際には,この時点で26問取れており,
基準点を確保できていたのです。

しかし,5問捨てて記述に行くのが怖かったのか,
13時55分から14時10分まで,この5問を解きにいってしまい,
結果的には15分で1問しか上乗せできず,
完全に「失われた15分」になってしまいました

②や③も,不登法記述に
65分費やす原因になったため問題ではありますが,
不登法の9割超えには貢献したので
①よりはましだったと思っています。

商登法記述は,15時15分から解くはめになり,
しかもあの分量でしたので,
心の中では『終わらねえよ馬鹿野郎』などと思いながら,
半泣き状態で解いていました

事業年度の変更が絡んでいたこともあって
役員の任期の計算すら満足にできず,
否決が絡んでいたこともあって
誰が権利義務役員かも満足に判断できないまま
試験時間が終了してしまいました

商登法記述で崩壊答案を提出したことが,
合格発表の直前期に胃痛や腹痛を覚え,
精神的にも非常に不安定な状態で過ごすはめになった元凶でした。

今でも,13時55分に直ちに記述に移り,
捨てた5問は試験終了間際に
すべて3にマークして答案を提出していれば,
気持ち良く合格発表を迎えられたのではないかと思っています

私の失敗談をお読み頂いたら,
これを反面教師にして
午後の部を乗り切る戦略を練り上げて頂きたいと思います。

試験は現場で起きています。

臨機応変の現場対応力に磨きをかけて下さい


村上 聡

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