要件事実不要論に対する反論~花菱(勉強会)にて~小山晃司先生より

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東京の桜は春風に吹かれてピークを越しましたが、
先日の勉強会におきましては、別の指導校の
「要件事実不要論」の主張に対し、
「春の嵐」に見舞われてしまいました

4/3の記事同様、またもや、風を吹かせてしまったのは、
まぎもれなく私です

そんなことから、上記のお題に対しまして、
小山晃司先生に、「どうなんすかっ」って振りましたところ、
早速、コメント(反論)をいただいてしまいました

ありがとうございます

我らが応援団長・小山晃司先生の好きな長渕剛さんの
この時期にぴったり合う歌は、
やはり、「俺らの家まで」(2枚目のシングル曲)でしょう。

ライブでは「機嫌なおして」のあとに、ファンが「ツヨシー!」と叫ぶのが
お決まりですが、
私は「機嫌なおして」のあとに、「コウジー!」と叫びたいです


NS編集長


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  司法書士受験生応援団団長 小山 晃司 先生の「燃える闘魂2」
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1)編集長自称司法書士受験生応援団団長,小山晃司
  2回目の乱入をさせて頂きます

  何故再び乱入したかと申しますと,
  巷では要件事実論不要論なるものを申している輩がいる
  と見聞したからであります


2)そもそも法律家たるものは,厳しく事実認定をし,
  その上で法的判断をしなければなりません。

  それをしない(又はできない)人間は法律家とは言えない
  わけであって,事実認定と法的判断こそが
  法律家の法律家たる所以であると小生は思うわけであります


3)さて,以上を前提とし,
  司法書士試験を語ってみたいと思うのですが,
  司法書士試験では,
  事実認定が厳しく問われるということはありません。
  なぜなら,
  事実認定は「一定の法則性の上に立つ科学的分析によって
  割り切れるものではなく,事実認定に対する解答は,結局,
  法律実務家の長い経験と叡知による以外にはない」という意見に
  代表されるように,およそ試験にはなじまないものであるからです。


4)しかしながら,法的判断というものは,認定された事実を前提として,
  それに法規を適用して行う「判断」の問題であります。

  そして,この法的判断は,要件事実についての判断の組合せで
  考えるより他はありません。

  したがって,ある法的判断をするということは,それはすなわち,
  要件事実論に関する理解なしには語れないということになる訳です


5)この法的判断は,司法書士試験でいえば,
  記述式問題(特に不動産登記法)で厳しく問われる問題であります。

  要件事実論をすべてマスターすることは不要(又は不可能)だとしても,
  その「考え方」はマスターしなければならないものであり,
  また,その考え方をマスターすれば,それは記述式問題において,
  少なくとも,実体判断は間違うはずのないものとなります

  加えて,この「考え方」をマスターしておけば,
  記述式試験の実体判断における「安心感」にも繋がります


6)認定された事実から仮定できる法律関係はなにか,
  その仮定された法律関係の存在を判断するのに必要な
  要件事実はなにか,
  仮定された法律関係の存在を判断するのに必要な要件事実が
  認定できたならば,その法律関係を否定する事実は無いのか,
  なければ当初の仮定された法律関係は現存するものとして
  実体判断は終了するのである


7)法的判断は,究極では裁判所のすることであるが,
  その裁判所は,どのように法的判断をしているかといえば,
  要件事実論に従って法的判断を行っているのである。

  記述式試験が,模擬の登記申請書を作成することを
  その本質をしているならば,その法的判断は,
  いやしくも要件事実論を抜きにしては語れないのである


8)司法書士試験で
  要件事実論不要論を語っている方にお聞きしたい

  それでは,あなたは何に従って実体判断をするというのですか

  やみくもにカンで実体判断をせよというのですか

  それで実務家登用試験を突破しようとしている人々を
  指導できるのですか

  仮にあなたの指導により合格できたとして,
  その方が実務において非常に厳しい法的判断の局面に立った場合は,
  何を頼りにすればいいというのでしょうか

  また,登記は通りさえすればよいから要件事実論は不要だ
  とするならば,
  登記原因証明情報の作成はどうすればよいのですか

  これらの小生の疑問に対し,完膚なきまでに論破されるのであれば,
  それは‘超画期的’以外の何物でもないとは思いますが,
  果たしてそんなものがあるのでしょうか
  
  小生としては甚だ疑問であります


9)編集長以上です

  正直,かなり頭に血を上らせながら書いたので,
  小生も意味不明になっているかもしれません

  その点は,小生の情念に免じてお許し下さい

  また,何時の日か乱入させて頂きます

  それでは失礼致します


                                     小山晃司

(追伸)
今日,この原稿を書いている小生の後では,
長渕剛の「ふざけんじゃねえ」がかかっています

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