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zoom RSS 過去問についてD 〜本丸は「基礎的な知識のまとまり」:本間詠美子さん

<<   作成日時 : 2014/11/03 00:00   >>

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こんにちは、本間詠美子です

引き続き、過去問について書いてみたいと思います

前回、過去問を解く際に
思い出すべき「知識のまとまり」の段階として、
下記のように区分けしました

@法律の全体構造

A話(講義・テキスト)の流れ(区分け)

B基本用語の定義、制度の骨格、
 制度の基本構造・基本パターン・基本ルール、
 同一制度内の種類、重要フレーズ・重要暗記事項

C論点(=法解釈に複数の説があるところ)

D同一制度内での年数・要件・文言等の違い

@Aは前回書きましたので、B以降について考えてみます


Bは、問題を解く上での直接の「前提」とでもいうところで、
この段階の知識(用語の意味・制度の基本構造)が頭に入っていなければ、
問題文の意味すらピンとこない、というような段階です

司法書士試験に必要な知識の中核をなす
「基礎的知識」といってもいいのかもしれません


司法書士試験は、
CDの段階までの比較的細かい知識がなければ
正答率は上がりませんが、
それは、@〜Bの知識を基礎があって
はじめて解けるのだということを再確認してください


「過去問を繰り返す」ことは、
Bレベルの基礎的な知識を得、
法律制度の内容を理解することの大きな助けになります。


法律学習初心者は特にですが、
そもそも法律用語自体になじみがない人は、
まずその言葉に何度も何度も触れて、
とにかく「慣れる」必要があります

そもそも用語に慣れなければ、理解へと至らないからです

単純に過去問を2〜3回読むだけでも、その助けになります。


ただ、用語に耳なじみができたとしても、
用語と意味とがすぐに結びつくわけではありません

テキストに記載された定義を
そのまま憶えるのは苦痛ですし多分無理です。


過去問とその解説を読めば、内容がピンとこないまでも、
その用語がどのように使われているか、ということがわかります

その言葉がどういう言葉と一緒に、
どういう風に使われているかを知ることが、
その用語の意味を掴む上で助けになります。


また、それに過去問問題集の解説も
制度理解につながるような内容が書いてあるので、
テキストに加えてそれを読むことで
テキストの内容を補うことができます


過去問を繰り返す中で用語の意味を押さえつつ、
「知識のまとまり」として思い出してほしいのは、
講義やテキストで示される
「制度の基本構造・基本ルール・パターン」などです


思い出すべき「基本知識」は
科目や科目内の分野によっても違うので、
一概には言えませんが、
いくつかの例をだしたいと思います


まず「制度の基本構造」ですが、例えば民法で言えば、

「代理」

   本人A 

   ↓(授権)

   代理人B  ⇄  相手方C

      (法律行為)

   ※法律行為の効果は本人に帰属


「抵当権」(わかりにくい図で恐縮ですが…)、

   債権者   

    ↓債権  ↓抵当権

   債務者   □不動産(不動産所有者)   


といった部分です。


まず、こういう風に単純に図示できる部分があると思いますが、
そういうものはきちんと思い出します


その際には、実際に「図を書いてみる」というのは、
授業でも言われると思いますが、
ものすごく大切だと思います

人によるかもしれませんが、
書くだけでどんどん思考が進むことがあります

(書式の答案構成なども一種「図に書く」ことで理解を促す方法です。)


分野ごとの「種類わけ」と「種類ごとの簡単な比較」
というのも基礎知識に入るかと思います。

例えば、質権には
「動産質」「不動産質」「債権質」の3種類があるとか、
行為能力の制限に関し、
「後見」「保佐」「補助」の3種類がある、とか。

そして、「後見」についての問題が出たら、
「保佐」、「補助」はどうだったかな、
というのをあわせて思い出します。

私の場合、「種類わけ」は、
色の違ういくつかのポケットに分けていくイメージでした


重要フレーズや重要暗記事項と言われたものであれば、
それもまとまり(あるいは連鎖反応で)で思い出します。


不登法で、根抵当権の元本確定についての問題が出たら、
正誤がわかっても、ひとまず確定事由をすべて思い出しましょう。
(最重要暗記事項の例)

判決の登記ときいたら、
「登記手続自体を命じる確定した給付判決」
という重要フレーズを連鎖的に思い出すようにします。
(ちなみに、山村先生の入門講座では、
重要フレーズは3回繰り返して言っていました。
絶対メモしておいて下さいね。)


「ルール」というのは、
例えば、民法の期間計算のルールや
対抗関係についてのルールなど。

会社法であれば、
株式会社の形態(公開・非公開、取会設置・非設置)と
機関設置のルール(公開会社→監査役設置・取会設置)は必須です。

会社形態や期間設計のルールを思い出せないと、
会社法の問題を解く前提が整いませんから、
とにかくどうにか暗記にトライしつつ、
過去問を解いてみて、間違えて、
もう一度覚え直して、ということを繰り返します

問題を解くときは、
「公開会社→監査役設置」が結びつくだけで答えが出るとしても、
必ず「公開会社→取締役会設置会社・監査役設置会社」
ということまで思い出すようにします。

ちなみに、会社法も重要暗記事項と言うのはたくさんあります。
(むしろ暗記すれば解ける問題が多い印象)

例えば「特別決議が必要な事項」のひとつについての問題を読んだら、
特別決議が必要な事項をすべて思い浮かべます。


さらに、少し先に進んだら、
思い出す範囲を少しずつ広げていきます。

例えば、「株式会社の解散」に関連する問題が出されたら、
まず解散理由すべてを思い出すのですが、
まずは株式会社のものをカッチリ思い出せるようにし、
その後、持分会社の問題を解いた際に、
持分会社+株式会社を思い出すように努力する、
と言う風にしていきます


・・・ちょっとバラバラした書き方になってしまいましたが、
以上の具体例から、
なんとなく思い出すべき「まとまり」のイメージができたでしょうか…?

「まとまり」の範囲は
実際は人によって多少違いがあるだろうと思いますが、
とにかく、1つ聞かれたら、
あわせて他のことも思い出すよう意識する、
というのがスタートです


最初から全部思い出すのは無理です

10のうち1個か2個しか思い出せなくてもOKです。

「思い出すべきものがあった」
ということだけしか思い出せなくても「ひとまず」OKです

まずは、何個思い出すべきものがあったかを思い出しましょう。


そして、思い出せることがあったら、
ちょこっと簡単にメモしましょう。


問題を解き終わったら、テキストに戻って、
思い出すべきだったことを確認しましょう。


思い出せなかった部分が、
「重要度が高い」と言われていた箇所なのであれば、
優先的に覚える必要があります

そういう重要な部分で基本的な知識が思い出せなかったら、
そもそもその部分の基礎的理解ができていないかもしれませんから、
テキストの「意義」や総論を読み直してみてもいいと思います。


思い出せない部分が「表」などになっていたら、
別の紙に書き写すかコピーするなどして抜き出して、
しばらくの間は、すぐみられるようにして、
集中的に覚えるようにします
(暗記についてもまた書ければと思います。)


1週間後か1ヶ月後か3ヶ月後か、
またその過去問に出会ったとき、
今度は基礎的な「知識のまとまり」は思い出せるか?
(1ヶ月後に見るとほぼ完全に忘れていて愕然としますが…!)


過去問を繰り返す回数が多ければ、
「基礎的な知識」を思い出す回数も増えます

自分が覚えていない重要知識もその度に意識できます。


このBの段階の知識を肉厚にできる、
それが私が思う繰り返しの最大の効用です

長文になってしまってすみません

次回もひきつづき過去問について書いていきたいと思います。


本間詠美子

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