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zoom RSS 「運を支配する勉強法(各論)」:山口岳彦さん

<<   作成日時 : 2015/02/12 00:00   >>

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1月30日にこの記事の前提となる
総論的な話をさせていただきました

要点をざっとおさらいすると、
↓こんな感じでした。

1.範囲の相場

(1)受験案内に書いてある試験範囲が日本列島の広さだとすると
(2)実際に出題される範囲は東京ドーム程度
(3)その中でも合格に必要な核となる知識は東京ドームのグラウンド部分だけ

2.難易度の相場

(1)どの分野でも限りなく難しい問題を作れる
(2)やたら難しすぎる問題はできなくてよい
(3)合格に必要な適度な難しさの問題に対応できればよい

3.まとめ

(1)合格レベルとして求められる「範囲と難易度の相場」を把握し
(2)そこに的を絞った対策を取っておけば…

主観的・気分的には自信がなくても、
客観的にはものすごく合格しやすい状態で本試験を受けられる、
つまり、運を支配できるのです

では、具体的にどうすれば運を支配する勉強法の実践になるのか、
疑問に思われた方もいらっしゃることでしょう

そこで、本日は実際の受験勉強に近い話をします

「運を支配する勉強」とは何か?

大体どんなものか察しがついていらっしゃる方も多いかと思います。

そうです、先輩たちが何度も語ってきた「絞り込みと繰り返し」こそ、
運を支配する勉強法そのものです

受験界でよく言われる「絞り込みと繰り返し」は、
受験生の目線で試験を眺めた場合の表現形式だと考えます。

他方、幽体離脱して出題者の目線では
受験生たちがどう見えるかをイメージしてみましょう

「(正しい)絞り込みと繰り返し」を徹底している受験生Aと、
細かいところまで追いすぎて肝心なところがなかなか固まらない
受験生Bがいると、どうでしょう。

出題者から見ると、

「Aさんは出題者が問いたいところをしっかり準備しているから、
出題された問題のほとんどは落ち着いてやればできるだろうね。」

「Bさんは物知りで細かいところまで勉強しているのはけっこうだけど、
私たち出題者が問いたいところの基礎が弱いな。

司法書士の入口の段階で
バランスよく整えておいて欲しい範囲を私たちは想定しているけど、
Bさんは出題者の想定とは違うところを
時期尚早に掘り下げて勉強しているな。

Bさんが知っていることのほとんどは、試験で出さないんだよね…」
こんな感じになるかと思います


「出題されやすい範囲と出題される問題の難易度の相場」
と口で言うのは簡単ですが、
実際にどの辺なのかとなると、非常に難しいです

司法書士試験の出題相場を語りつくすなどということは、
私の分析力と文章力ではとうてい不可能ですが、
受験生としてはこの相場を意識して学ぶ意義は大きいと思います。

平成26年の本試験で私の
「運を支配した結果」が現れた例を1つご紹介します

午後の部第36問(不動産登記法記述式)の判断です。

所有権登記名義人につき、
所有権の登記を得てから2度の住所移転があったケースで
名変登記の要否を悩まれた方も多かったと思います

所有権登記名義が
住所A地点
になっていて、
一度引越しをして
住所B地点
になるも、住所変更登記はしませんでした

数年後にまた引っ越して
住所A地点
へ戻ってきたという話でした。

同期合格仲間でこの話をすると、
「このケースでは名変登記は不要とする先例」があり、
この先例を「知識として知っていたから
正しく判断できた」という人も複数います

そこまで勉強されていたことは素晴らしいと思います。

しかし、私の個人的な見解ですが、
この先例知識は受験段階で覚える必要はないと思います

また、実務ではあまり悩まない事例だろうと推測します
(登記記録上の住所と申請情報の義務者の住所が同じだから)。

むしろ、申請却下事由の条文(不登法25条各号、特に第7号)を理解し、
25条7号との関係で名変登記はどのような場合になぜ必要なのか、
その理由を正しく理解することの方がはるかに重要
だと考えます

ここを重視するのが、上述の「基礎を固めたAさん」です。

その上で、7号の理解の延長で、
「二回住所移転して同じところに戻ってきたら、
なるほど、名変登記は必要ないに決まってんじゃん」と、
ついでに先例を見ることで、不登法25条7号の理解を深め、
条文の意味を脳の深いところに染み込ませるのは有益ではあります

しかしながら、
「二回住所移転して同所に戻ったら名変不要」の先例だけを
単発の知識として覚えようとするのは非効率であり、
出題相場の観点から上述の例でいえば
「細かいところを追いすぎたBさん」の傾向が出てくると思います。


ちなみに、不登法25条各号を意識して勉強ができたのは、
私が3年目にお世話になった講座
「択一合格アドバンス」の小山晃司先生のご指導によるものです

小山先生は先月5日に
「新春バトルロイヤル」の楽しい記事を書かれていましたが、
本業の受験指導におかれましては、
出題の相場をうまくまとめた素晴らしいテキストを作られました

また、講座の中で強調してくださったポイントは
ことごとく合否を左右する出題の相場と重なっていたように思います。

その一つが不動産登記の申請却下事由でした。

25条の条文そのものは引用が多くて読みにくい感じもしますが、
テキスト中の25条の解説ページは読みやすく編集されています。

テキストの表にまとめてある申請の却下事由は
少なくとも1回は確認しておくようご指導いただき、
1回と言わず何回か見ておいてよかったです

択一対策の結果として、
記述式の名変不要の判断を、
先例を知らずとも、一瞬で正しくできたのでした


山口岳彦

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