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zoom RSS 「血を流さないで済むのか・・認定考査への危惧」:蛭町 浩先生

<<   作成日時 : 2016/05/06 16:00   >>

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今年ももうじき認定考査の時を迎えることになる。

司法制度改革により司法書士は、
特別研修を経て、認定考査に合格すれば、
簡裁訴訟代理等関係業務を行う認定司法書士となれる。

認定司法書士は、
制度発足から10年以上を経過し、
過払金返還請求事件では、
概ね弁護士と遜色のない活動を行っているとの
積極的な評価を受けている。

しかし、その反面、
市民間の紛争に係る一般事件については、
認定司法書士が関与する訴訟の件数や
訴訟全体に占める割合は、
遺憾ながら減少傾向にある。

一般事件への認定司法書士の
積極的な取り組みが喫緊の課題と指摘されながら、
課題が克服される方向にベクトルが転換されつつある
という話は一向に聞こえてこない。

司法制度改革は、
法曹養成の面を見れば、
厳しい現実に直面している。

弁護士の急増は、
若手弁護士にとって厳しい仕事環境を生み出し、
その養成機関であるロースクールは大淘汰の荒波にさらされている。

司法制度改革に関連した物事は、
悉く血を流し、その出口を模索し続けている。

そのような状況の中、
司法制度改革の申し子といえる認定司法書士制度が
1人無傷でいられると考えるのは、
余りにも虫がよすぎると言われたとしても、
適切な反論はできにくい。

もともとゼロ地点から出発しているだけに与えられた権限は、
それを行使すればする程にメリットとなり、
改革で得られた権限がデメリットに作用することはない。

しかし、そのメリットが
社会の期待する方向に向けられていないとすれば、
その集団に振り分けられているメリットを
量的に縮減すると言われたところで、
文句の言いようはない。

いつ正面から積極的な批判を浴びるのかは、誰も分からない。

しかし、いつ浴びてもおかしくはない。

否、むしろ、認定司法書士への批判は言葉ではなく、
認定率なのであろう。

どんな問題が出てもそれを跳ね返せるだけの
勉強量と覚悟が果たして受験者にあるのか、
それを認定考査は、一発で問えてしまうのだ。

得られる結果は、勉強不足、覚悟不足でしかない。

昨日と同じ明日が来る、誰もがそれを信じたい。

しかし、客観的な情勢は、
そんな楽観を1人司法書士にだけ許す状況にはない。

要件事実や事実認定は、
誰がそれを使っても一定の結論を導けるようにするための法技術である。

情熱と覚悟さえあれば、
どんな教材を使ってもその技術を磨くことはできる。

今、必要なのは猛烈な勉強と司法書士試験で培ったファイトなのだ。

不安を駆り立てる話なぞ、誰だってしたくはない。

しかし、和歌山事件の最高裁の判断が迫るなか、
それが時代を転換する節目となる可能性を誰も否定はできない。

我が愛しき司法書士試験の合格者諸君。

少なくとも、血が流れる覚悟をもって認定考査に挑んでくれ。

知力の限りを尽くし、決してあきらめないでくれ。


蛭町 浩


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